奢られたい女性と奢られたくない女性
お見合いの帰り道、会計のことがずっと引っかかっている。このご相談は、男女どちらからも来ます。
払ってもらって当然だと思われていないだろうか。逆に、払わせてしまって図々しいと思われなかっただろうか。
会計そのものは、長くても数分の出来事です。なのに印象だけが何日も残る。
お見合いの費用は、男性側の負担と決まっています
マリクションが加盟しているIBJでは、お見合いの費用は男性側が持つルールになっています。交際が始まってからについては、決まりがありません。
ここから先は、お互いの考え方の話です。正解が用意されていないぶん、迷いが出ます。
「奢られたい」の中身は、ひとつではありません
面談でよく聞くのは、この3つです。
- 気前よく出してくれる人のほうが、器が大きく見える
- 好意があるなら、そのくらいはしてほしい
- 化粧や美容にお金がかかっているぶん、食事代は持ってほしい
どれも分からない話ではありません。特別扱いされたい。自分の前ではかっこつけてほしい。そう思うこと自体は、ごく自然な気持ちです。
ただ、相手が見ているのは金額ではなく「そのあと」です
結婚を考えている男性ほど、お相手の金銭感覚を見ています。ここは正直にお伝えしておきます。
引っかかるのは、出した金額ではありません。出してもらったことが、当たり前として流れたときです。
「この人、地雷かもしれない」。男性側から実際に出てくる言葉です。私が使いたい言葉ではありませんが、そう受け取られる瞬間があるのは、知っておいて損はありません。
いまは同じ条件で働く方も、お相手より稼いでいる方もいます。昔の前提のまま「女性だから」で話すと、そこで噛み合わなくなる。
心の中で思っていることは、たいてい態度に出ます。伝票を見ないようにする、財布に手も伸ばさない。そういう小さなところに出てしまいます。
気前よく出す人が、いつも余裕があるとは限りません
気前よくご馳走してくれる男性は、その場ではスマートに見えます。
ただ、器の大きさに見えているものが、実は見栄ということもあります。給料の大半をそこに使っている。ときには借りてまで見栄を張っている。会ってすぐの段階では、そこまで見えません。
結婚を考えるなら、その人が誰に対しても同じようにご馳走する人かどうかも、見ておいたほうが安心です。会社の後輩にも、他の方にも、同じ顔で大盤振る舞いをする。その相手と家計を一緒にするとどうなるか、という話です。
どちらが良い悪いではなく、お金の使い方が合うかどうかで見てください。
「奢られたくない」という方も、同じくらいいます
自分のぶんは自分で払いたい。この声も、面談ではよく出てきます。
理由はさまざまです。貸し借りを作りたくない。次に会うかどうかを、お金で決めたくない。自分を磨くお金は自分で出したい。人から好かれるために自分を整えることと、そのお金を誰かに払わせることは、別の話だと考えている方も多いです。
この姿勢は、自立している方として好印象に受け取られます。
ただ、いいことばかりでもありません。毎回きっちり分けようとすると、守りが固い、まだ心を開いてもらえていない、と受け取られることがあります。相手が「よかったら」と出してくれたものまで断り続けると、今度は相手の側が行き場をなくしてしまう。
受け取ることも、相手への贈り物になります。ここは意外と知られていません。
で、次の会計でどうするか
払う・払わないを決める前に、やれることがあります。
- 財布を出す仕草はする。出す構えがあるかどうかは、はっきり伝わります
- 「ごちそうさまでした」を、店を出てからもう一度言う
- 次はお茶代を持ちます、とその場で言ってしまう
- 手土産を用意する、次のお店を探しておく。お金以外で返す形でもかまいません
どちらか一方だけが払い続けている状態は、長続きしません。金額を揃えなくて大丈夫です。気持ちのやり取りが一方通行にならなければ、それで足ります。
正解は、お相手ごとに違います
奢られたい方も、奢られたくない方も、どちらも間違っていません。お相手の考え方と噛み合うかどうか、それだけです。
噛み合わないと感じたら、そこで黙って評価を下げるのではなく、聞いてしまったほうが早いこともあります。次のお見合いやデートの前に、一度相談してください。その方の状況に合わせて、一緒に決めていきます。
マリクションは仕事終わりでも相談できる夜型の結婚相談所です。デートの帰り道からのご相談にも対応しています。







