辛いことがあると、いつでもどんな時でも自分の味方になってくれるそんな素敵な人がパートナーだといいなぁ。と、多くの方がそんな憧れを抱いていてもおかしくはありません。
自分の味方でいてくれる人と過ごすことはとても居心地の良いことだからです。
では、実際に「自分にだけ優してくれる人」と「誰にでも優しい人」を選ぶのであればどちらが良いか?ということについて、時に議論になることがあります。
しかし、結婚相談所の仲人さんの90%以上は後者の「誰にでも優しい人」と結婚するようにと答えるのではないでしょうか。
仲人さんの教科書にも書かれておりますが、その理由を説明していきたいと思います。
Contents
私だけを大事にしてくれる人とは?
「私」以外には冷たかったり、興味を示さなかったり、自分にだけ優しくしてくれるのは特別感があって嬉しいことだと一見思いますが、特別はいつまでも続きません。
恋は化学反応
恋愛はドーパミンの分泌による「ドキドキ」と、セロトニンによる「安心感」との波のような化学反応が随時発生しますが、一緒に過ごしていくうちに当たり前になる恒常化(ホメオスタシス)がそのうち起こりはじめます。
つまり、ドキドキや安心感は時の流れと共に慣れてくることを意味します。
ご両親を想像していただければと思います。
付き合い始めのような新鮮さがいつまでも続いていないのではないでしょうか?
一緒にいるのが当たり前で自然な関係に次第になり始めるということを忘れてはなりません。
興味がある時には特別であったとしても、興味が薄れてきた時には特別が終わっているかもしれません。
あなた自身も冷たくなって、飽きられたと感じてしまうことがあるかもしれません。
私だけを大事にしてくれる人か見極める方法
相手の持ち物を見ることで、ある程度自分だけを大切にしてくれる人であるかどうか見極めることができるかもしれません。
昔からのものを大事にしている
子ども時代に好きでご両親から買ってもらったおもちゃであったり、気に入った服や鞄、小物など、飽きることなく使い潰しても大切に保管することができている人物であればあなたのことも大切にしてくれることでしょう。
頻繁にモノを買い替えたりする人は物心の移り変わりが激しい人であるため、要注意です。
オタク要素がある
一歩間違えればストーカーと誤解してしまうかもしれませんが、アイドルやアニメなど推し活をしているオタク気質の方は一途な傾向にあります。
私だけを大事にしてくれる人との付き合い方
お相手の大事にしているコレクションなどを知って、ドン引きしたり、勝手に処分したりしないで理解を示すことが重要です。
恋は化学反応の項目でも記載したように一般的には慣れが生じてきます。が、飽きることなく、あなたのことを思い続けてくれる人は非常に貴重です。
その分クセがある可能性を重々理解し、自分自身がそれに対しても許すことができる度量を持つとともに、自分自身が物足りなく感じて相手に対して冷たく接することのないよう意識することが大切です。
お互いに興味を示すことができなくなると気持ちが離れてしまい、大事にされなくなってしまいます。
誰にでも優しい人とは?
誰にでも優しい人は、精神的に成熟している人が多く、穏やかであったり、人が嫌がることを無理強いできない草食系の性質を強く持っております。
相手のことを思いやって行動するので受け身になりがちで、少し物足りないと感じるところがあるかもしれません。
その代わりあなたの嫌がることをしないし、自分のエゴを押し付けたりするようなことはありません。
ニュートラル(普通の状態)で優しい為、安定感があって、いつまでも大事にしてくれるということです。
特別な時だけ優しい人には飽きのリスクがある一方、誰にでも優しい人は飽きにも左右されないことから仲人さんは誰にでも優しい温厚な人を選ぶことを推奨しております。
誰にでも優しい人か見極める方法
人との接し方が基本的にフラットで八方美人の人が多いです。
お店などで店員さんに接する態度が丁寧
客の立場であるからと横柄な態度になることもなく、誰に対しても謙虚な姿勢でコミュニケーションをとります。
頼まれごとをついつい引き受けてしまう
リーダーの役職や、人が嫌がる仕事など押し付けられたり、渋々ながらも引き受けてしまいます。
断るのが苦手であったり、人から求められることで自分の承認欲求を満たしていることもあります。
縁の下の力持ち(影が薄い人も含む)
表立って目立つ人もいれば、人知れず縁の下の力持ちで誰かに献身的にサポートをする人もおります。
例:運動部のマネージャー、秘書、サポーターなど。
人の悪口を言わない
優しい人は、人の良いところ見つけ出すのが上手です。
改善策のない指摘は悪意やマウントになってしまい品格も下がってしまうことを知っています。
誰にでも優しい人との付き合い方
誰にでも優しい人でコミュニケーション能力の高い人は間違いなくモテます。
特にモテる人は、人を傷つけまいと優しい言葉でお話するのが上手で、異性との交遊関係も広かったりします。
俗にいう異性の扱いに長けている人です。
中には真面目な人で「優しい人」で終わってしまう人もおります。
この違いは「優しさ」とは別の「色気」や「気遣い」など複合的なコミュニケーション能力の差によるものです。
是非とも優しい人は恥ずかしがり屋であったり、相手に合わせる謙虚な人も多く存在するため、積極的なアプローチをかけてご自身の印象を植え付けていくことが効果的です。
肉食系の人や主導権を握りたい人は自分自身が攻めるのが好きな為、相手から攻められるのが嫌いな傾向があります。
優しい人は押しに弱い人が多い為、積極的にアプローチをかけることが効果的です。
その為、恋愛体質であったり、肉食系の人で相手にリードしてもらいと考える人からすると物足りないと感じてしまいますが、逆に主導権を握りやすい人でもあるということです。
外では優しい人でも家では内弁慶の人は要注意!
信頼しているからこそ時にパートナーにわがままになってしまうこともあるかもしれませんが、内弁慶でわがままが酷かったり、暴力を振るったりする人を優しいとは言えません。
最初は優しかったというのであれば、もともと優しいのではなく、特別扱いしていたから優しかった可能性も。
そもそも暴力を振るうということは殴られた相手の痛みを感じとることができない人であったり、感情や精神的にも不安定な人と言えるでしょう。
早めに気づくことができて、自分が苦しいと思うのであれば無理に一緒にいることはありません。距離を置くことも大切です。
お互いに話し合いができて、支え合うことができるパートナーになるよう成長していきましょう。
自分らしさを受け入れてくれる人との結婚が楽!
優しい人はある程度わがままを言っても温かく見守ってくれます。
特別扱いする人はもしかしたら勝手に理想をあなたに期待している可能性もあります。
もしも、行動や価値観が合わなかった時に落胆し、特別ではなくなってしまうかもしれません。
背伸びをし続けることはとてもしんどいはずです。
自分らしくお付き合いして、それでも態度が変わらない人は一緒に生活をしてもとても楽なはずです。
相手から嫌われないように最低限のマナーを守っていれば、突然冷たくなるようなこともないはずです。
飽きという概念が少ない「誰にでも優しい人」は安定感があります。
結婚相談所では自分らしさを受け入れてくれる相手を大切にしましょうという意味でも安定感のある「誰にでも優しい人」を推奨しております。
自分らしさを受け入れてくれる人と出会いたくなったらご相談ください。