お見合いのお断り理由~将来のイメージが湧かなかった~
「将来のイメージが湧かなかったそうです」
お見合いの結果をお伝えするとき、この一言はいつも気が重くなります。理由がぼんやりしているぶん、受け取った方が「自分のどこがいけなかったんだろう」と考え込んでしまうからです。
先にお伝えします。この理由は、あなたに足りないところがあったという話ではないことがほとんどです。
やったことがないものは、誰でも想像できません
スキーやスノーボードの経験がある方なら、板が滑り出す感覚も、曲がるときに体を倒す感じも思い浮かびます。スキューバダイビングをしたことがあれば、水中で体を動かす重さや、耳抜きのコツまで浮かぶはずです。
やったことがあるから、細かいところまで像が結ばれる。裏を返すと、やったことのないものは誰にも想像できません。
頭の中の完成図と、実際のギャップ
興味のあることなら、想像はいくらでも膨らみます。ただ、そこに浮かぶのは切り取られた完成図です。
スキーを始める前に思い浮かぶのは、颯爽と滑っている自分の姿だけ。曲がるときの怖さやスピードの感覚までは出てきません。ダイビングも、きれいな魚とサンゴの中を進む自分は浮かんでも、耳抜きがうまくいかない苦しさは、やってみて初めて知ります。
婚活も、ここは同じです。
結婚式の場面やハネムーンの光景は浮かびます。でも、そのあとに続く毎日はどうでしょうか。相手に喜んでもらうための工夫。揉めごとを大きくしないための我慢。お互いが元気でいられるように、少しずつ歩み寄ること。この積み重ねのほうが、結婚生活の中身です。
私は25歳で結婚して、4年で離婚しました。交際期間は9年ありました。それだけ一緒にいても、結婚と恋愛は別のものだったんです。式のあとに続く生活のほうを、私はほとんど考えていませんでした。
像が結ばれないのは、お互いの言葉がまだ足りていないから
将来の姿は、お相手によっても変わります。自分がどう望んで動くかでも変わります。一度か二度会っただけでそこまで像が結ばれるほうが、珍しいくらいです。
断られた側に落ち度があった。そう決めつけなくて大丈夫です。
そのうえで、用意しておくと伝わり方が変わるものがひとつあります。自分がどんな毎日を送りたいのか。ここを言葉にしておくことです。
「幸せな家庭を築きたい」では、相手の頭に何も浮かびません
大きな言葉ほど、相手の中では像になりません。
平日の夜は何時ごろ家にいたいか。休みの日は外に出たいほうか、家でゆっくりしたいほうか。ごはんは一緒に食べたいか、別々でも気にならないか。このくらいの大きさで話せると、お相手も自分の生活と並べて考えられます。
ここまで話せると、合う合わないもはっきりします。合わなかったのなら、早くわかってよかったということです。
お見合いの報告をいただいたあと、私がしていること
「将来のイメージが湧きませんでした」。この報告を受けて、そこで話が終わってしまうと、次のお見合いも同じところで止まります。
マリクションでは、この報告をいただいたときに一度立ち止まります。どの場面でそう感じたのか。何を話して、何を話さなかったのか。ここをほどいていくと、次に何を伝えればいいかが見えてきます。
断られた理由を分析するためではありません。ご自身が望む生活を、言葉にする練習のためです。
次のお見合いまでに、ひとつだけ
ご自身の理想の一日を、平日と休みの日で1つずつ書き出してみてください。朝起きてから寝るまで、時間の流れに沿って並べるだけで構いません。
書けないところが出てきたら、そこがまだ言葉になっていない部分です。悪いことではありません。誰でも最初はそうです。
一人で考えるのがしんどいときは、一緒に整理しましょう。マリクションは仕事終わりでも相談できる夜型の結婚相談所です。日中はお仕事で手が離せない方も、無理なくお話しいただけます。







